
「3つの条件」を掲げ、豆腐製造の常識にチャレンジ




共生食品が「こだわりの豆腐」作りへの挑戦をスタートさせた
のは、今から20年以上も前。他の商品で取引のあった生活
協同組合(以下生協)から「私たちのための豆腐を作ってくれ
ないか」との相談を受けたことがすべての始まりでした。
生協が求める豆腐の条件は、
(1)産地直送の大豆を使い
(2)凝固剤は「天然にがり」だけ
(3)消泡剤を使用しないこと。
これら全ての条件を満たし、さらに生協の組合員の皆様が買
いやすい価格で商品を製造することは至難の技。特に、消泡
剤を使用しない豆腐作りは、当時(1982年)の常識では考え
られない無謀なものでした。
「消泡剤」とは、すりつぶした大豆を煮る時に生じる大量の泡
を消すための添加剤。一度にたくさんの大豆を効率よく煮る
ためには、消泡剤は豆腐製造の現場で欠かせないものだっ
たのです。
「豆腐製造の機器を開発しているメーカーに『こんな豆腐を作
りたい』と相談しても、ことごとく『無理だ』と言って取り合って
もらえませんでした。『素人にできるはずがない』という冷や
やかな視線を感じながら、機器メーカーを訪ね歩くうちに、よ
うやく私たちの目指す豆腐作りに賛同してくれる担当者にめ
ぐり合いました。『現在流通している豆腐は納得できない。昔
ながらの製法で作られた全うな豆腐が評価される時代が必
ず来る』。担当者の言葉に力を得て、難題に挑戦する意欲が
再び湧いてきました」 (共生食品株式会社 三澤社長)
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多くの人々の理解と知恵が生み出した「昔ながらの豆腐」
機器メーカーの協力を得て、豆腐の製造を開始したものの、最初の1年間は商品にならず、生協への納
入も量目不足や欠品の連続。
「そんな状況でもあきらめず挑戦を続けられたのは、『私たちのための豆腐を作ってくれているのだから』
という生協と組合員の皆様の理解があったから。不完全な商品でも、買い支え、食べ続けてくれたおかげ
で、数年後にやっと商品を安定的に供給できるまでになりました」(三澤社長)
その間、機器メーカーの技術者も、トラブルには泊り込みで全面サポート。生産量を大きく上回る生産能
力を持つ機器を導入するなど、製造ラインの改良を重ねた末に誕生したのが、「昔ながらの味がする」共
生食品ならではの豆腐です。








