共生食品(株)&イーハトーヴ農場
トーフ・ファイターふう子のおいしくてためになる、食育日記
トーフ・ファイターふう子

「トーフ・ファイターふう子」

食育スペシャリストを目指すふう子の日々の日記

 

« 2008年11月 »
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

 2008年11月22日 一覧

« 2008年11月20日  |  ニューストップ  |  2008年12月08日 »

米国出身の知人と日本食のヘルシーさについて話をしていたところ、

「でも、ヨーロッパに比べて日本人は野菜きゅうりを食べないよね~」
「日本食って野菜にんじんを使うイメージがないわ」

オーノー、そんなはずはないですわよ…

ん、まてよ、、、

「寿司」「刺し身」「テリヤキ」「すき焼」「天ぷら」「ソバ」 …

海外で認識されている代表的な日本食は確かに野菜が少ないわね。

これでは確かに野菜を食べないイメージというのもうなづける。

でも、かの有名なマクガバンレポートによって最も理想的な食事と定義されたのは日本食のはずですわ。

マクガバンレポートとは、
医療費の増大に危機感を抱いたアメリカで1977年に提出された
「食事(栄養)と健康・慢性疾患の関係」についての膨大な量のレポートで
委員長マクガバン上院議員の名前を取ってマクガバンレポートと呼ばれています。

そのレポートの中で最も理想的な食事と定義したのは、
なんと、元禄時代以前の日本の食事、伝統的な日本人の食事だったのです。

でもなぜ元禄時代以前なのでしょうか?
元禄時代以前と元禄時代以降の違いは、玄米食と白米食なのです。
精米技術が発達した江戸中期以降、日本人は白米を食べるようになり、
その結果「江戸わずらい」、すなわち脚気が大流行したそうです。
白米には玄米に含まれるビタミン、酵素、ミネラル、食物繊維といった、重要な栄養素がありません。
そのため、白米を食べるようになった日本人は他のもので栄養素を補わなくてはならなくなり、
肉類の摂取も増えていきました。
白米は玄米に比べて腹もちがよくありません。
体に足りないものがあると、本能的に空腹感を感じます。
必要な栄養素が体に足りていれば、必要以上に空腹感は感じないものなのです。
食べても食べてもお腹が空いてしまうというようなことがあるなら
それは質のよい食事をしていない、栄養のバランスの悪い食事をしているということかも知れません。

パンについても同じようなことがいえます。
欧米では全粒パンが主流ですが、日本では白いパンがほとんどです。
白いパンは食べてもすぐにお腹が空いてしまいます。
その割には脂質や糖分が含まれていますので、
不要なものを多く摂り過ぎてしまうという残念な結果を招くことになります。

せっかくの栄養素を捨てて、
新たに補わなければならない食生活を選択してしまったことはとても残念ですね。

マクガバンレポートではあえて、単に日本食とは言わず、
栄養的に優れている玄米を主食にしていた頃の和食が理想的な食事といっているのです。

ということで、本来、伝統的な日本食として評価をされている食事は、

 精白しない殻類ごはんを主食とした
 季節の野菜にんじん大根
 海草や小さな魚介類さかな貝
だということがわかったところで、

日本人は野菜を食べないのか?という最初の疑問ですが、
先に述べたような日本食は伝統食でもあり代表的な日本食でもありますが、
大部分が「ハレの日」の料理であって、庶民が日常的に食べてきた日本食とは異なります。

ですので、元来日本人が野菜を食べてこなかったということは全くなかったのですが、
現在の日本人に関していえば、減っていることは間違いないですね。

農林水産省によると、
日本人の野菜摂取量は、年間一人当たり93.9kg(概算値)(平成19年)だそうです。
1日当たりに換算すると275gであり、推奨されている1日350gの摂取量を大きく下回っています。
これは肉食のイメージが強いアメリカよりも低い数字なのです。