岩手県内の蕎麦産地の中でも良質な蕎麦を産出しているイーハトーヴ農場の蕎麦畑
「地球をいじめない」―昔ながらの農法
宮澤賢治が「岩手の春で一番美しい」と詠った北上山系標高700mの高原。岩手県玉山村藪川(07年1月より盛岡市玉山区薮川)に蕎麦を主体とした作物づくりと、農に親しむ場づくりを目的にイーハトーヴ農場が開設されたのは平成3年のことでした。農薬を使わない昔ながらの農法は開設当時から今日まで、一貫して変わらないイーハトーヴ農場のポリシー。「地球をいじめない」は、平成10年から農場運営の先頭に立つ上野克美農場長の持論でもあります。
生物活性水を堆肥にかけると糞尿臭がなくなり「味噌のような」香りに
「化学肥料の代わりにBMW技術を利用した堆肥を使って、丁寧に土を作る。手間はかかるけれど、一生懸命やっていれば成果は必ず出るんです。異常気象で近隣の蕎麦が軒並み被害にあった時も、うちの蕎麦は例年と変わらない収量が確保できた。『土は嘘をつかない』ことを経験から学びました」(上野農場長))
BMW技術とは「B=バクテリアの働きで M=ミネラルバランスに優れた 生き物にいい・W=水を作ります」という、自然の自浄作用をモデルにバランスよく微生物(バクテリア)を活性化し、生き物にとって「よい水」「よい土」をつくりだす自然界から学んだ技術です。イーハトーヴの農場の土にはこの技術でつくられた生物活性水で仕上げた堆肥が使われています。
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晩秋から冬にかけては3台の石臼製粉機がフル稼働。おいしい年越し蕎麦をお届けしています
生産量よりもおいしさにこだわった石臼製粉
イーハトーヴの農地面積は33ha。1haあたりの蕎麦の生産量は平均800kgで、そこから約520kgの蕎麦粉ができます。
「蕎麦の実を製粉する時には石臼を使います。おいしい蕎麦粉を作るには熱を持たない石臼が一番。3台の石臼製粉機で作れる蕎麦粉は1時間当り合計で9kgほど。1日中稼動させても72kgぐらいしかできない。一般に使われているロールの製粉機なら小型のものでも1時間で100kg以上は楽々できてしまうけれど、おいしさにこだわりたいから、この製法は変えられません」(上野農場長)
昔ながらの農法と製法で作られた「安全・安心」の蕎麦粉は、グループの共生食品(株)から首都圏のご家庭へ、また「そば茶屋 遠野」でおいしいそばに仕上げられて消費者の皆様へ届けられます。
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「茅葺小屋」作りで「ゆいこ(無償の助け合い)」復活
イーハトーヴ農場には、盛岡をはじめとする県内・近県各地からはもちろん、遠く首都圏からも多くの見学者が訪れます。ワカサギ釣りや山菜採りが楽しめる冬から春にかけてが、イーハトーヴの「ベストシーズン(上野農場長)」。多くの方々にイーハトーヴ農場の素晴らしさを知っていただくことが上野農場長と、農場を開設した共生食品(株)の三澤孝道社長の願いです。
「農場では今、来訪者と一緒に『茅葺小屋』の建設に取りかかっています。昔は大変な作業をする時には、周辺の人々が自発的に集まって助け合うのが当たり前でした。茅葺小屋が、地元では『ゆいこ』と呼んでいる『無償の助け合い』を復活させるきっかけになればいいと考えています」(上野農場長)
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農場名イーハトーヴ農場
代表者名三澤孝道
所在地028-2711
岩手県盛岡市玉山区薮川字外山243-8
TEL019-681-5228
面積33ヘクタール
アクセス
【電車・バス】東北新幹線「盛岡」駅下車→JRバス1番口・岩泉行き(約50分)→「蛇塚」バス停下車
→進行方向徒歩5分→右手に道標があります
【自動車】東北自動車道・盛岡南I.C.→R4→R455(約25キロ)、GS先1分→右手に道標があります











